思い出の物を捨てる-じつは「捨てても大丈夫だった物」

2022年2月10日

物が多くて片づかない!物を減らしたい!そうは思っていても、いざ物を捨てようとすると何を捨てていいのか迷ってしまいますよね。

特に思い出の物というのは、周りから見れば大した物ではなくても思い入れが強ければ強いほど手放しがたいものです。

そこで今日は「捨てても大丈夫な物」についてご紹介したいと思います。

1.季節の挨拶状

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毎年増える年賀状や暑中見舞いなどを持ち続けていませんか?

手紙には「心」が詰まっていると感じてしまい、捨てにくくなるのは当然です。
しかし、年賀状や暑中見舞いなどはその季節のご挨拶です。また慣習的に送られている方も多いことと思います。

これら季節の挨拶状は、挨拶が伝わればその役目は完全に終了しています。相手に気遣って残す必要はありません。
残すのであれば、ご自身が読み返して心が温まるお手紙のみにしましょう。

2ベストセラーの本やDVD

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「ベストセラー」「ロングセラー」「世界の名作」そんな書籍やDVDを持ち続けていませんか?

すばらしいものには違いありませんが、これらの物こそ手放しても大丈夫なものです。
なぜなら、世に多く出回ったものはいつでも手に入れることができます。

本屋だけでなく、オンライン配信や図書館や古本屋などにもあります。

だから、なにも自宅に保管しておく必要はないのです。
残すのであれば、世間では人気がなかったけれども自身が感銘を受けたものだけにするとよいです。

3.宣伝目的で無料配布されたノベルティや粗品

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イベントのボールペン、コーヒーについてきたタンブラーなど。
意に沿わず家の中に転がりこんでくる物に「ノベルティ」や「粗品」があります。

はじめは「無料でもらえてラッキー!」とばかりに受け取ってしまいますが、使わず置き続けてしまうことも多いのではないでしょうか?

これらの物は必要に迫られて手に入れたものとは違い、使い道がなかったり、すでに同じ用途のものを持っていたりで、新品のままいつまでも持ち続けてしまいがちです。

そもそも無くても困らない物だったら捨ててもまったく問題はありません。新品のまま捨てにくいのであれば、普段から無料でも手に入れないよう意識しましょう。

4.捨てにくい思い出の物はどうする?

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思い出の物は、片付けをしていくと必ずといっていいほどぶち当たる壁です。

お祝いでもらった物、初めてもらったお給料で親を招待して見に行った映画の半券、結婚式でいただいたご祝儀袋など。
思い出の品をどうするか、とても悩まれる方も多いのではないでしょうか。

残すべき物とそうでない物を判断するヒントを以下にあげてみました。

思い出の物①給与明細や名刺など処分する機会がなかっただけの物

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そこまで思い入れはないけれど、いつ捨てれば良いのか判断ができず、何となくたまってしまっている思い出の物はありませんか?

 例)
 ・レジャーのリーフレットや半券
 ・古い給与明細
 ・活用していない古い名刺
 ・古い雑貨や飾り物

こういった物は「思い出」ではなく「放置された過去」です。使う見込みもなく、ここ数年見返すこともなかったのであれば思い切って捨ててしまっても大丈夫です。

思い出の物②使わない贈り物

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自分の好みではなく、使い心地が気に入っていない、サイズが合わないから使わないけど、いただいた贈り物なので捨てにくいといった物って意外と沢山ありませんか?

 例) 
 ・友人親戚からもらった生活雑貨、衣類、子供用品など
 ・その他の贈り物

これらの物は、相手との関係性や距離によって「捨てづらい」「保存しておかなきゃ」というプレッシャーもあります。
スペースに余裕があれば一旦保存しておいても良いですが、物が溢れてきたら年月がたった物から手放します。

あなたの住まいは、あなたと家族のものです。自分たちの暮らしやすさが優先です。

思い出の物③学生時代の教科書、記録として残している物

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 例)
 ・学生時代の教科書やノート、資料
 ・結婚式で使ったアイテム
 ・以前の仕事で使用していた資料

これらは多くの人に共通する思い出の品ですが、ライフイベントを重ねるにつれ、古い物への思い入れは薄れていきます。特に小さな子供がいる家庭では、今後10年近く子供に関連する思い出の品が増えていきます。子供の作品に比べると自分の思い出は見切りがつけやすいです。

思い出の物④手紙、表彰グッズなど心理的に支えていた物

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思い出の品で、かつ、見返すことでエネルギーが湧いてくるようなものはなかなか捨てられないものです。

例)
 ・仕事や趣味での表彰グッズ
 ・仕事の取引先からのメッセージカード
 ・家族など大切な人からの手紙や贈り物

これらも時間の経過とともに持ち主にとっての価値が少しずつ変わってきます。その時の自分に一番響くものだけを厳選するようにしましょう。

量だけ増えてしまい、その辺に山積みにして埃をかぶってしまうようでは意味がありません。

まとめ

物を多く所有していると、それだけで管理する手間やスペースが必要になります。

物を適正な量まで減らせば、生活はグッと快適になります。

今一度自身の所有物が本当に持っていないといけないものなのか、ひとつずつ向き合ってみてはいかがでしょうか?